教室選びのポイント
初めての人はどんな教室を選べば良いか悩まれることでしょう。
習われるきっかけはさまざまです。住まいの近くで、友人に誘われて、知り合いの勧めで、宣伝物を見て等々
あろうかと思いますが、初めて習う人に大まかな抜粋を教室選びのポイントととして参考にしてください。

これらを教室に質問することで、その教室の取り組み姿勢がみえてきます。
茶道教授に熱意を持って指導していること
その人格も大切ですが、一番大切なことは熱意を持って習う人に合わせた指導を行っているかです。
茶道全般の知識が豊富であること
お点前指導のみにあらず、茶道全般の知識を持ち生徒を適切に指導しているか.
お茶の歴史、建築、書画、陶芸、花、庭園、竹細工、塗り物、茶懐石、料理、香、金物、お菓子、袋物、その他等幅広い知識を持っているか。これらにつて生徒の質問に大きな枠でも答えられること。
会席膳で茶事をやっているか
お茶の全てを一番判りやすく、理解できるのが茶事です。「茶事をされますか」の問い合わせで、こだわりを持った指導者かどうか判ります。
お茶を言い換えれば茶事と言っても過言ではないと思います。茶事を本会席膳で約束事の通り出来れば最高です。
茶事の形式は色々ありますが、各教室は初釜として正午の茶事形式で行っていることが多いと思います。
他の季節にそれぞれの茶事形式を実施していれば理想的にお茶に取り組んでいます。
指導環境を整えていること
畳は本間か
本間畳(広い畳、京間)で八畳間が理想です。七事式の稽古は八畳間で稽古することを前提で考えられている。
お茶の道具類は本間を基準にして考えられているため、狭間(この頃の建築物は狭い畳が多い)であれば道具の配置がおかしくなり何となくバランスが取れない。
炭で釜を掛けているか
炉を切っているか.
この頃は電気炉もありますが、湯相の整えは炭点前で稽古する.
炭手前をやっているか(炭で釜を掛け湯を沸かしているか)
お濃(一椀の濃い目のお茶を参加者で回し飲む)は濃茶用の抹茶を使っているか
濃茶を点てる時は濃茶ランクの抹茶を使い、実際に濃茶を練って稽古しているか。
お茶に招かれることはお濃茶をいただくことです。料理で言うとメインディシュが濃茶でデザートが薄茶と例えると理解しやすいでしょうか。
道具類は月ごとに替えているか
道具類の知識を増やすためにも、色々な道具が準備されていると知らず知らずに勉強になる。
指導初期の教室は順次取り揃えの意欲のあること。
全ての条件を満たすことは難しいかもしれませんが、お茶の習い事は長期に渡るお付き合いになるため、先生の指導力や稽古環境は重要です。
体験など色々経験し、こだわりを持って指導される、いい先生にめぐり合ってください。
トップページお茶、茶道の魅力 お茶で学ぶ 習う前の心配事 茶事について 習うにあたり 教室の選び方 稽古時持参品 お問い合わせ先